愛と祝福と御言

みな様

幽霊食口さんの回答で十分満足されたかもしれませんので、私の返信は陳腐なものかもしれませんがこういったネット上でのやりとりもまた、自身の信仰・心情を見直す良い機会になるので書かせてください。
長くなりそうなのでnaibukaikakuさんにもご理解のほどお願いいたします。

今日、久しぶりに、ずいぶんと久しぶりに『御旨と世界』を開いてみました。
昭和60年10月31日第3版...私の本は発行部数が多くて材料が間に合わなかったのか、本来黒い表紙のところ表紙が赤い本です。
発刊された当時私は世界日報に研修生として所属し、結構御言漬けの生活をしていました。
「これからは原理講論ではなく御旨と世界だ」と店長を通じて手渡され、毎日祈祷会の時に拝読していたものです。
訓読会の走りのようなことがここから始まっています。
御旨と世界はずいぶんと読んだものです。

今日は全部読んだわけではありませんが、前の方を少し読んで、御言の中心が愛であることを改めて確認しました。
私にとって神様は原理ではなく愛と心情の神様です。
御旨と世界の中の『血統的転換』の御言を読んでみても、延々と（25ページほど）愛の蕩減的問題を語られた終盤で、
「それを（先生が）なした基準があるから、あなたたちは何の功労もなしにただでこのような祝福という新しい血統を受けた。転換の勝利圏を立たせるには、数千年の神の苦労のもとに、実体を中心とした先生の生涯のもとに植えて、神様を下に、先生を下に足場として立ったのがあなたたちだ。結婚するということは、切ってしまって接ぎ木する。接ぎ木することによって、血統が変わるんだね。」となります。
ここだけ読むと、祝福を受けることで先生の勝利圏の全てを相続できて天国へはいれるように思えますが、後に続く祈祷の中で、
「きょう、この長い時間を通して語りましたすべての言葉を骨髄に収めて、百篇死んでもそれを明記して残していく、そして成し得なかったなら遺言を残して、子孫万代にその完成を成していくような、真なる先祖となることができますように、」とされているのです。
祝福によって血統転換されるとしながらも、神様とお父様が辿られた道を成し遂げなさいと祈られているのです。
その道こそが血統転換の道です。

神様が分からず、メシアが分からず、愛が分からなかった私は前線に出れば結構頑張っていたのです。
でも、それは外的な頑張りであって、結果何の実績もない徒労に終わっています。
実績がないのは信仰がないからだと卑下し、信仰の本質、神様とは、メシアとはと、ずいぶん悩んだものです。
愛についても、愛すべき伝道対象者さえ得られず、得たとしてもアベルから分別されてみたり途方に暮れる中、
何の条件もありませんが、負債なく愛することを許諾される祝福に望みを託していました。
祝福に対する当時の私の思いはかなり切羽詰まったものだったのです。
しかし、6500双、3万双と希望しても受けることができませんでした。
祝福があると噂されていたころ、私は精神的な疲弊からか、生活基準をたてられなくなってゆき、
巡回師から「（3万双の）祝福までの間、生活基準をたてるために勤労青年をするのがいい」と言われ、献身生活を終わりました。
当初、一般の会社で周囲の人たちに尽くしながら基準をたてて職場復帰を目指す心づもりでした。
小さな会社でしたが社長夫妻から可愛がっていただき、社長をビデオセンターに連れて行くところまではしたのです。

しかし、祝福に入れなかったことで私は希望と気力を失いました。
更に、水沢里の女性修に参加させていただきながらも、この修練会はお父様が直接講義されるという修練会だったのですが、
「今回だけはお父様はいらっしゃいません。」という回にあたり、自分にはお会いする資格もないとシニカルな思いもさせられました。
私は御旨にいても何のお役に立つものではなく、ただの足手まといなのだという思いばかりでした。

だからと言って反対派に回ろうとは思えず、どうしていいものやら分からず、死んでしまいたい思いにもなりましたが、
私の立場で自殺でもすれば、統一教会被害者の一人に数えられるだけですからそれもできないと考えました。
社長夫妻が元々やっていた崇教真光というのに参加しても見ました。
行きずりの人と関係を持つという霊的自殺を図り、仕事に没頭しつつもそれでも統一教会で感じた神様は手放すことができませんでした。
万民救済なのだから、既成祝福の道を求めようとパートナーを求めたりもしました。

何の実りも得られない中、ある日、仲良くして下さていた社長の奥さんが子供たちを置いて家出をしてしまいました。
彼女は私より3歳年上なだけで、子供たちは小学校低学年と幼稚園児でした。
その後すったもんだあって、奥さんは家に戻り、社長が会社に寝泊まりするようになり、また奥さんが子供たちを連れて家出し、社長が私のアパートに転がり込んで事実婚状態に入りました。
その事実婚状態が今も続いているのですが、社長はさらに別の女性と関係し、そちらと再婚するという事をしてくれた。
そんな関係を続けることは愚かしいと言われるでしょう。
既成祝福の道も今はありません。
ただ、私はその都度真剣に祈って道を選んで来ました。
選択の基準は神様の前に恥ずかしくない愛をお返しすることです。

エバが天使長と関係を持った後、本然の相手はアダムだと理解してアダムと関係を持ったと堕落論は語ります。
エバはアダムを愛していたのでしょうか？愛していないのに関係したんでしょうか？
だけど、神のもとに帰りたいという動機が許し得ると言いますが、そこに愛はない。
神様が望まれるエバの愛はそんなものではないはず。

エバは堕落させた天使長にも責任を持つべきではなかったのか？そんな疑問さえ持てるのです。
今の私は与えられた環境を収集することもできずに、個人の救いのために祝福を望むことはできません。
そういう道を来てしまったので。

多くの霊的協助を感じています。
聖句、御言に支えられ、導かれています。
だからマップだと感じるのです。
聖句と御言では中身が違います。
聖句では神様のご事情はよく理解することができません。
女性の使命もよくは分かりません。
聖書の女性の使命を理解できるのは御言あってでしょう。

最近では、食口たちとの交流も多く与えられるようになりました。
顧みていただけることに感謝です。

課題を収集して結果、祝福を与えられるのならば喜んでお受けしたいと願います。

祝福にも“時”があると思うのです。
“時”は導かれると私は実感しています。
みなさんが、“今”祝福を受けることによって
より神様メシア御言との関係を深め、食口としてのアイデンティティを強めることができるのならば、是非祝福を受けてください。
それは間違いなく救済の希望となるでしょう。

祝福って祝いであり、喜びですよね。
祝福をくださった方は祝福した相手を注目し、応援します。
アダムとエバ、ノアの家族たちにも祝福が与えられました。
これらは門出の祝福でしたが彼らは全うすることができませんでした。
お父様の祝福を受けた家庭が1家庭でも多く祝福を全うできることを願ってやみません。

2017-11-23 16:47 桜葉佳代