修羅の自覚

2004/5/13

修羅…阿修羅

印度の悪神、
恨みそねみ止むことなく…

人間誰しも善人でありたいとどこかで願っているから、
自分の中の修羅には目を向けたいと思わない。
それが普通の感覚でありましょう。

彼の子供
それは私を裏切ったことの実体、結実。

彼がそれに触れることさえも私には耐えがたい。
その存在さえも許しがたい。
この心は何だろう。
それは何も知らない生命であるのに
そこに怨恨が宿る。

この心は 深く埋めて
忘却の彼方へと追い遣ってしまうべきなのでしょうか。
たとえそうしてしまったとしても、
霊に刻まれた傷は癒えることはないでしょう。

そうであるのならば
私はこの心と向き合い
越えて行きたいと願うのです。

過去において
同じような傷を抱えて世から去った多くの女性の為に…