ぼくをさがして！

2004/7/18

ぼくは不完全だ。
ぼくは、ぼくが完全になれるよう、欠けているぼくの一部を探す旅に出る。
ぼくが、自分にぴったりのぼくの欠片を探す旅は、私達の人生にも通じる。

ホセ・コンデ著の絵本です。
欠片をみつけた“ぼく”はその欠片を捨ててしまいます。
完全ではつまらない、欠けていたほうが楽しい。
という結論です。

欠けている“ぼく”はころころと転がっていくときも
（彼はパックマンのような形をしている。〜知ってる？）
かたんかたんとリズムを刻み、それが楽しく、完全ではつまらないんだと言っていた。

この話を知った時にはなるほどなぁと思ったけれど、
今私はこの結論に異を唱える。
不完全な自分を楽しんでいては対外的に世界を広げていくことは難しい。
欠片を見つけたらそれは手放すべきではない。
それは次のステップアップへの重要なカギ。