悲しく思うことは多くあります。
悲しみの次元を自分個人にとどめてはいけない。
悲しみを繁殖せよと言うのではない。
その悲しみは何処からきているのかを考えなければいけない。
霊の親夫婦の葛藤が、
自分自身の問題と重なり合う時に、
自分自身の問題と感じていたことの背景に、
歴史的な重さを見出します。
霊の親夫婦はもちろん祝福家庭であります。
6500双のマッチング家庭です。
お互い見ず知らず同士マッチングを受けて夫婦となって、
家庭を出発したのです。
6500双は88年ソウル五輪と同時に行った
世界文化体育うんぬん（よく覚えていない）の中で行われたのだと思う。
私は当時23歳、信仰暦も3年程度、霊の子女もいなければ、
大きな献金実績があったわけでもない。
それでも私もマッチング希望に手を挙げたひとりでありました。
6000双から随分と期間があいていたが故に祝福候補者は掃いて捨てるほどいたものだし、
当時は特に女性余りの傾向が強かったのもありましょう。
私はマッチングに漏れて、少々寂しい思いを致しました。
当時は信仰暦以上にその人の年齢が考慮されていたように私は感じます。
と、言っても当時の信仰暦が3年だろうが2年だろうが、
永遠の生命の前にはどれほどの違いがあるものでしょう。
何故こんなことを書くのか。
祝福、マッチングというものに未だ私がわだかまりを感じている証拠です。
未練というか恨というのか…。
私はこのあと30000双祝福の時にもマッチングに漏れて
そこから教会と距離をおいてしまったといういきさつがあります。
今は礼拝に参加しても「私達祝福家庭がうんぬん…」と
そんな話ばかりなので、かなり愛の減少感は強いのだと自覚しています。
真の御父母様に相対関係を決定していただいて祝福の誉に与りこの上何の不満があるのか。
という裁きの思いを持つ人もいることを知っているし、
裁いてしまうその思いも理解できる立場です。
かといって、裁きの思いが何か良いものが生み出すはずもない。
それでも、祝福家庭、特にマッチング家庭が泣き言を言っているのは
少々むっとしてしまうところがありますが、
祝福を受けたとしても完成人間ではないのでいたしかたなし。
だけど最後にはあきらめずに前向きに立ち向かう姿勢を見せてほしいのです。
頑張ってくださいと言ったその言葉までも
拒絶されてしまうとどうしようもなくなってしまうのです。
マッチング家庭にはそれだけ大きな蕩減問題がかかっているのだから、
簡単に超えていくことはできないんだなどど甘えたことを言ってほしくない。
その言葉はあなたの周りの人があなたを励ます時に使う言葉だ。
自ら使ってどうするのか。
逃げないで下さい。
マッチング家庭の悩みなど祝福さえも受けていないお前にわかるはずがない。
この間、私はそんな空気を感じてしまいました。
自分勝手に生活しているお前に何がわかるのか。
そんな空気を感じてしまったのは、
負い目を感じてい私の勝手な思い込みでしたか？
私の勝手な思い込みであったにしても、
あんな会話は子供の前でする会話ではない。
私はあなたの主体者の霊の子女です。カインの子女です。
そしてあなたの隣に座っていたのは、養子とはいえあなたのアベルの子女です。
両親が愛し合って心情一体となった中で子女は育まれるべきではないのか？
この子が来なければ別れていたなどと、その子の前で口が裂けても言ってくれるな。
私とて、霊の子女とはいえ、子女なのだから、そんな言葉など聞きたくもない。
一体化できない、いっしょにいるのが辛い、思いを抱くことは仕方がない。
だけど一体化しなければいけない責任が祝福家庭にはないのか？
離婚しないだけでたいしたものだなどと満足していないで下さい。
一体化できなくてもそのことは責められることではないかもしれない。
確かに蕩減問題があります。
歴史的な問題がかかってきているのです。
あきらめるのならば何のために信仰生活を送っているのか。
子供にその問題を積み残してしまうことを申し訳ないと感じないのですか？
その場で最後にでも悔い改めと前向きな姿勢を示してくださったならば、
私もこんなに苦しい思いを抱く必要もなかったのですが、
あなたの後ろ向きの感情はあの時あの場だけのものであって、
常のあなたは感謝と努力の人手あることを願います。
霊の親の性相的部分に共通する部分が私の中にあることを感じます。
しかし一方で、あなたと霊の親とのやり取りを見ていると、
私と夫とのやり取りと重なる部分が多くあります。
（私の夫といっても、誰もそのことを認めてくれる人などいない夫ですが、
私にとっては唯一人の夫たる人です。）
自分勝手に自分の好みで付き合っている男と
永遠の相対関係をいっしょに考えるなどとんでもないと叱られそうですが、
しかし、似ているのです。
似ているという事実がこの夫こそが私の主体たる人であるという思いを強くさせ、
何時の日にか公認を受け、祝福を受けることができないかと願わせます。
この夫との関係は、それほどには自分の好みを反映して選んだものではありません。
夫からもなりゆきだと言われますが、私が考えてもやはりなりゆきのように思えます。
愛するという課題の前に、霊の子女もなかった私は、
愛する相手を探していたのです。
その時出会ったのが今の夫とその家族でした。
私は、この家族をもろとも愛したのですが、問題が起こり、この家族が壊れ、
私の前にこの夫だけが残りました。
この人までもが壊れてしまいそうに見えて、捨て去ることもできずに、
夫婦のようになりました。
わがままで独善的で人の話に耳を貸さず、
聞いたとしても、自分の思いで解釈し、相手の意向など届かない。
良く言えば迎合的に流されることがなく、自分の考えをはっきりともって、
自分の責任で物事を判断して行動する。という人です。
しかし、私には甘ったれで、要求が過大で、一緒にいることは簡単ではないのですが、
これは、夫が私に気持ちを許している現れであるので、
受け止めることに必死であります。
この人はなかなか他人を信頼できないことを私も知っているので、
この人の心を傷つけないためにその信頼にこたえることが愛する形となっているのです。
私もこの夫に言いたいこと、伝えたいことは山のようにあり、願うこともどっさりあります。
そもそも誰にも公認されえない現状を、打開できないこの問題の重要性を、
認識してくれないのですから、私は、出発することさえもできないのです。
愛の問題は簡単なことではありません。
歴史を狂わせたのが愛の問題です。
簡単に済むのであれば、復帰歴史はこんなに長くはならなかったでしょう？
天国が完全に復帰されるその時まで、
愛することは闘いの連続かもしれません。